のり子のコラム
ステュディオ プレジール

のり子のコラム/バックナンバー
2010.3.1掲載

今ホットなアルザス地方(ALSACE)

50回記念スペシャル  フランスの東北部アルザス地方はライン川を挟んでドイツと国境を接しています。歴史・地理的なことからドイツの影響を強く受けている地域で、戦争の度にドイツ領とフランス領を繰り返し、第2次大戦後にフランスに属するようになりました。ですからアルザスの人達は自分達のことをドイツ人でもフランス人でもなく「アルザシアン」であるという独立心を持っていると聞いています。
 首府のストラスブールはもちろんのこと、コルマールやミュールーズといった美しい街が点在し、葡萄畑が続くワイン街道なども含めて観光地として素晴らしいところです。日本でも「ジャムの妖精」として有名になったクリスティーヌ・フェルベールさんのお店もコルマールの近くにあります。寒暖差が大きくて、ジャム作りに欠かせない色々な果物がよく収穫出来るのだそうです。
 首府のストラスブール(STRASBOURG)は川に囲まれた古い街で、中心にはユネスコの世界遺産に指定されているカテドラルがあり、プチフランスと呼ばれる一角はどっしりとした木組みの家々が美しく建ち並び、そぞろ歩きにとても良い街です。クリスマスにはマルシェドゥノエル(クリスマス市)が立ち、寒い中でも大勢の人で賑わうようです。(昨12月は東京にも出店されました)又10分位バスに乗るとドイツ国境の街まで行くことも出来ます。
 食べ物ではシュークルートと呼ばれるソーセージと豚肉と酢漬けキャベツの煮込み料理が有名ですが、大きなブレッツェル(塩味のパン)なども町中で見ることが出来ます。カエル料理も名物の一つで美味しかったような記憶が!? お酒好きの方にはさわやかなアルザスワインやビールも喜ばれることでしょう。(先月のコラムで記したクグロフ(グーゲルポップフ)の名前の起源もビール酵母と関係がありました!)
 アルザスにはパリでは余り見かけないドライフルーツを沢山使ったお菓子(ソーセージのような形のベラヴェッカやクグロフ)が多く売られています。イースターのお菓子も以前ご紹介しましたが、卵形をしたチョコレートではなく、陶器の特別な型で焼かれる子羊形をした珍しいケーキが焼かれます。又フランボワーズジャムをサンドするパイやサブレ(アルザシアンという名前)など、とっても地方色豊かです。
 ストラスブールには昨年6月からTGV(フランスの新幹線)が通り、パリから約2時間20分という早さで行くことが出来るようになったそうです。(以前は4時間程)
TGVの内装は有名なデザイナーであるクリスチャン・ラクロワ氏がデザインされたそうで、フランスでも大変話題になっています。かなり便利になりましたから、更に多くの観光客が訪れることでしょう。フランスにお出かけの際はアルザスへも足を伸ばされたらいかがでしょうか。お菓子屋さんめぐりも楽しいことと思います。
 このコラムも今回で50回を数えます。今号もお読み頂きましてありがとうございました。大好きなフランスの地方のお話で少々長くなりました。

/Noriko.K

2010.3.1掲載

ストラスブール紀行

「プチフランス」と呼ばれる街並..
「プチフランス」と呼ばれる街並..
街角にある店の看板
街角にある店の看板
木を多く使ったドイツ風の建物が独特
木を多く使ったドイツ風の建物が独特
1960年創業の老舗「クリスチアン」
1960年創業の老舗「クリスチアン」
パリではあまり見かけないスタイルのケーキ達
パリではあまり見かけないスタイルのケーキ達
ネゲルのケーキ
こちら1927年創業のネゲル
こちら1927年創業のネゲル
パリにはない焼き栗の屋台
パリにはない焼き栗の屋台
街角で良く見かけるブレッツェル
街角で良く見かけるブレッツェル


パリ/もとき〜な

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