のり子のコラム
ステュディオ プレジール

のり子のコラム/バックナンバー
2009.4..1掲載

歴史上の人物とお菓子(マリー・アントワネット)

マリー・アントワネット日本オーストリア食文化協会の勉強会で「ハプルブルグ家とお菓子の関わり」についてお話を伺う機会がありました。歴史に弱い私は沢山の登場人物が出てくるだけで混線してしまうのですが、その中でもマリー・アントワネット、エリザベートだけは印象深く残っています。
マリー・アントワネット(1755〜1793)はマリア・テレジアの沢山の子供のうちの末娘で、長い間敵対国同士であったフランスとオーストリアの戦争終結の為の架け橋として政略結婚させられ、14歳の若さでフランスのルイ16世のもとに嫁ぎました。アントワネットは豪華なヴェルサイユ宮殿を好まず、プティトリアノンや近くの小さな村里で、畑や動物達の世話をし、ティタイムにお菓子を食べながら故国のことを懐かしんだのだそうです。彼女が好んで食べていたのが「キッフェルン」(直訳すると三日月で、フランスのクロワッサンの原型になったとされたパン)や、「グーゲルフプフ」(中央が丸く空いていて山高の蛇の目型で焼かれるイースト菓子…クグロフとも呼ぶ)及び「ブリオッシュ」(現在のブリオッシュよりもバターが少なめのもの)などのオーストリア菓子だと言われています。当時の大部分の人々はパンを食べるのも大変な生活を強いられていた為、アントワネットが「パンが食べられなければお菓子を食べれば良い」と言った言葉が一般市民から反発を買ったことは十分に考えられます。尚この時のお菓子=ブリオッシュを指していたと言われています。マリー・アントワネットがフランスに持ち込んだこれらのお菓子・パンのお陰で、現在のフランス菓子の礎の一部が築かれたのでしょうから、アントワネットのお嫁入りの功績は大きかったと言えるでしょう。
しかし当時のフランスは度重なる戦争と宮廷の浪費などにより、財政破綻に陥り、市民の反発も大きくなって、革命を臨む機運も高まり、1789年7月14日にはバスティーユの牢獄が襲撃され、フランス革命の火ぶたが切られました。その後1793年1月にルイ16世が処刑され、続いて同年10月にマリー・アントワネットも38歳の若さにしてコンコルド広場で処刑され、悲劇的な結末を迎えました。
マリー・アントワネットの生涯は生誕250年記念で、数年前に映画化されました。実際にヴェルサイユ宮殿で撮影され、煌びやかな衣装や沢山のお菓子が登場して華やかでした。映画のお菓子はパリの「ラデュレ」で作られたそうですが、美しいお菓子がスクリーンのあちらこちらに登場していたのを今でもなつかしく思い出します。

/Noriko.K

2009.4.1掲載

老舗名店 ドゥボーブ&ガレ 

1800年、ルイ16世専属の薬剤師ドゥボーブと甥のガレが、サンジェルマン教会近くにオープンしたチョコレート店。
その後、ルイ18世やシャルル10世にも認められて王室御用達となり、今でも人気の高いコイン型のチョコレートは、王妃マリーアントワネットが薬用として摂取していた。

春らしい花々が街角に出始めました
老舗ならではの古いファサード
ショコラのピエースモンテ!
ショコラのピエースモンテ!
オレンジとショコラノワールは大人のお味
オレンジとショコラノワールは大人のお味
古いイラストのパッケージも魅力
古いイラストのパッケージも魅力
1930年代のイメージのパッケージボックス
1930年代のイメージのパッケージボックス
フランスの王家の紋章/百合のマーク
フランスの王家の紋章/百合のマーク

店名:Debauve et Gallais
住所: 30, Rue des Saints-Peres   Paris 75007
電話: +(33) 1 45 48 54 67
英語サイト http://www.debauveandgallais.com/main/history.asp
         (↑ 昔のフランスの人物をクリックすると、それぞれのストーリーが出てきます)
日本語サイト  http://www.debauve-et-gallais.com/v1/?lg=ja

パリ/もとき〜な

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