のり子のコラム
ステュディオ プレジール
のり子のコラム/バックナンバー
2008.2.1掲載

包む

日本人は包むことが好きだと思います。欧米ではきれいにラッピングして贈り物をするのはクリスマスとお誕生日ぐらいと聞いていますが、日本は○○記念日、季節のご挨拶(お年賀・お中元・お歳暮)、また最近ではヴァレンタインデーなど贈る機会が沢山あります。贈り物をする際には品物そのままではなく、何かに包んで差し上げることが多いですね。昔からお祝いの時には熨斗(元々は和紙と赤く染めた和紙を重ね合わせ、その上に干して薄く伸した鮑を束ねて包み、水引で結んで止めたもの)をつけた紙を上に乗せて、贈る気持ちを表したようです。
"包む"という言葉を少し調べてみましたら、今から約600年以上前の室町時代にさかのぼります。この時代に小笠原流等の礼法の基礎が出来て、祝儀袋や熨斗紙、各種の包み紙が次々と生まれたそうです。また風呂敷の原型もほぼこの時代に出来上がったということですから、かなり昔から伝わってきたものということがわかりました。
私の小さい頃、贈りものを届ける時には、風呂敷に包んで持って行き、ご挨拶をして差し上げていたものです。しかし最近は世の中全体が忙しくなったこともあり、"贈る"が"送る"になったり、深刻化する地球温暖化問題で包装することも省略されがちになりました。ライフスタイルの変化と共に「晴れと褻」の区別もつきにくくなり、熨斗紙をかけるような贈り物は減ってきています。ですからたまにきちんとのし紙や美しい水引のかかったお品を頂くと、大変有り難い気持ちになりますし、伝統にとらわれない個性的なラッピングのプレゼントもとても嬉しいものです。T.P.O.により使い分けしながら、日本独自の素敵な"包む"文化を今後も伝え残して行きたいと思います。
ただ普段はパリのパン屋さんのように、焼き芋屋さんが新聞紙にくるんでくれるように、また昔お豆腐屋さんにお鍋を持って買いに行ったように、もっともっと簡素化すべきですね。私も贈る方の気持ちを大事にして心を込めたラッピングをしたいと思いますし、なるべく再利用して頂けるような包装材を選ぶよう心掛けて行きます。

/Noriko.K

2008.2.1掲載

贈るお菓子のパッケージ


ゴージャズイメージのラデュレのパッケージ

マカロンのピエースモンテも豪華

絢爛豪華?なマカロン!

1827創業の老舗、ボワシエ..

カラフルなボンボン(飴)が美しいパッケージ

様々なボンボンショコラの陳列

独特のブルーが印象的なパッケージ

パリ/もとき〜な

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